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更新日:2019年3月19日
すべては市民のために―安心・安全な暮らしを守る指令システム
碧南市、刈谷市、安城市、知立市、高浜市の5市は互いに協力・連携して新しい時代の消防業務を推進するために、平成15年4月、衣浦東部広域連合を設立しました。これにより400人規模の消防局が発足し、総合的な見地から消防力のいっそうの充実・強化に取り組んでいます。その大きな柱である指令システムを高機能消防指令システムとして運用しています。
通報受付から災害地点の特定、出動指令、現場活動に至るまでに必要な情報を高度な通信機能により正確、迅速、確実に伝達します。
近年に多い大型台風や地震をはじめ、119番通報が急増する災害時には指令台の構成を変更し、指令員を増員するなどの柔軟な通報処理にあたります。
通信指令室と災害現場を結び、映像・音声・データなどの災害情報を正確に把握することで分析・検討を行い、円滑な現場活動を支援する通信連絡体制を構築しています。
119番通報から現場活動終了までの流れ
119番通報を受信すると、発信地表示機能により通報者の住所情報や付近地図が瞬時に指令台画面に表示されます。
通報された住所や付近の目標物といった情報から災害地点を特定します。
通報内容から火災・救急など災害種別を決定します。
119番通報の内容を聴取しながら、音声合成により予告指令を行います。
災害の規模や内容に応じた最も近い部隊を自動的に選別し出動する部隊編成を行います。
音声合成装置により消防署内に出動指令を行うとともに、詳細な指令情報を指令書にて伝達します。
また、出動車両の車両運用端末装置にも災害地点の地図や指令情報が表示されます。
指令を受けた出動隊は車両運用端末装置により最短時間で現場到着が可能なルートを確認、いち早く災害現場に急行します。
災害現場状況を常に通信指令室と現場隊員間で共有、的確な指示のもと迅速に消火、救急活動を実施します。
通報受付時から記録されていた一連の災害・活動情報をもとに活動報告書を作成します。報告データは、警防対策や各種統計などに活用されます。
指令装置は、自動出動、地図検索、多目的、受付補助の4画面フルタッチパネルディスプレイで構成されています。
119番通報の受付をはじめ、指令管制業務全般をキーボード入力やマウス操作を必要としない直感的な操作により、迅速・確実に行うことができます。
災害地点を特定するための各種の検索機能や手書き文字認識など多彩な機能と高度な操作性を備えています。
発生事案状況や車両動態・気象警報・注意報といった重要情報がリアルタイムに表示され、災害の状況にあわせて表示内容を切り替えて運用を行います。
通信指令室内の情報共有を図るとともに現場隊員が効率的に災害対応が行えるように、情報をもとに対策検討や指揮を行います。
指令台や車両運用端末と連動し、各車両の動態情報を一覧表示します
出動隊の活動状況や災害付近の地図といった各種情報を必要に応じて切り替えて表示します。
気象情報、警報、注意報、通報および災害発生件数などの各種支援情報を表示します。
現場映像伝送装置
スマートデバイスや車載カメラで撮影した災害現場の映像や音声を、通信指令室に送信します。
災害状況を共有しながら、迅速な災害対策指揮を図るものです。
高機能消防指令システムについて(パンフレット)PDF(PDF:1,674KB)
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お問い合わせ
消防局通信指令課
〒448-8677 刈谷市小垣江町西高根204番地1
電話番号:0566-63-0138
ファクシミリ:0566-63-5731
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