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更新日:2018年3月1日
駅や公共施設などで見かけることが多くなったAED。その存在は知っていても、いざという時に使える自信はありますか?もしもの時もあわてずにいられるように、AEDの使い方について詳しくご紹介します。
AEDは、正常に動かなくなった心臓に電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための医療機器です。日本では救急車の到着までにかかる時間は平均約8.6分(※)ですが、救急車が到着するまでの間に心肺停止で倒れた人の近くにいる人が、少しでも早くAEDを使うことでより多くの命を救うことが可能になります。
※総務省消防庁「平成28年版 救急・救助の現況」より
AEDにはさまざまな機種がありますが、本体と電極パッドが必ず入っています。AEDとセットになっていることが多いレスキューセットの中には、汗や水などで濡れている傷病者の胸を拭くためのタオルや、傷病者の衣類などを切るための救急用ハサミ、体毛を剃るためのカミソリ、ビニール手袋などが入っています。
AEDの使い方は難しくありません。電源を入れれば、あとはAEDの音声メッセージが使い方を指示してくれるのであわてずに対応しましょう。
傷病者に声をかけても反応がない場合、AEDを設置場所から持ってきて傷病者の近くに置きます。
AEDを置いたらふたを開け、電源を入れます。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。
傷病者の衣類を取り除き、電極パッドを胸に直接貼ります。貼り付ける位置は電極パッドや袋にイラストで描かれています。体が濡れていたら乾いたタオル等で拭き取ってから貼ります。
※おおよそ6歳ぐらいまでは小児用電極パッドを貼ります。小児用の電極パッドが無ければ成人用の電極パッドを代用します。
電気ショックが必要かどうか、AEDが判断します。心電図解析中は傷病者に触れてはいけません。
電気ショックの必要がある場合はメッセージが流れるので、誰も傷病者に触れていないことを確認した後に、点滅しているショックボタンを押します。以後は、AEDの音声メッセージに従います。
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