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令和7年度高浜市消防団消防活動訓練指導を実施【高浜消防署】

更新日:2025年7月14日

高浜消防署では、令和7年7月13日(日曜日)、高浜市消防団の災害対応能力の向上と基本技術の徹底を目的とした「消防活動訓練」の指導を実施しました。

高浜市では、消防団員が実際の災害現場で求められる消防・防災技術を確実に習得するため、年間8回にわたる実践的な訓練を計画・実施しています。

今回の訓練では、全4分団が2つのブースに分かれ、防火衣着装からホース延長、消防ポンプの操作、無圧・有圧水利の理解と操作訓練、トラブル対応の実技まで、幅広い内容に取り組みました。

訓練内容

今回の訓練では、2つのブースに分かれて段階的に学びながら、団員の実技スキル向上を図りました。

Aブース:防火衣着装訓練&ホース延長訓練

訓練内容は以下のとおりです。

  • 防火衣に関する基本知識と正しい「完全着装」の確認

  • ホースの正しい延長方法と展開

  • ホース巻き取り・整備方法の基本操作

防火衣の訓練では、機能性と安全性を最大限に引き出す着装のポイントを重点的に習得しました。また、ホースの扱いでは、スピードより安全性を優先する意識づけが行われました。

Bブース:消防ポンプ取扱訓練

訓練内容は以下のとおりです。

  • ポンプ車の構造理解と装置操作

  • 無圧/有圧水利の違いと展開方法

  • 放水中の連成計監視、冷却水管理、トラブル対応

  • 実際の使用を想定した吸管延長操作

現場で実際に起こりうる“リアルなトラブル”を想定しながら、基本操作とリスクマネジメントの意識づけを行いました。特に、「連成計の見方」「水深が浅い場合の判断」「キャビテーション回避」など、技術と知識を組み合わせた総合的な訓練が展開されました。

実技訓練

Bブースで行われた消防ポンプ取扱い訓練では、単なる機器の操作だけではなく、水利の性質や危険リスクを想定した訓練も実施されました。

無圧水利

  • 揚水時のランプ・吸管の感覚確認

  • 窪みに吸管を正確に投入するテクニック

  • 「負圧=水不足」への感知と対応(キャビテーション予防)

有圧水利

  • 地上式・地下式消火栓の構造理解と開閉注意点

  • 水利の確認方法(負傷防止、放水チェック)

団長講評

訓練の最後には、団長より講評がおこなわれました。

「正確な操作はもちろんのこと、“仲間と息を合わせる力”こそが現場での安心を生む

との力強い言葉が団員へ送られました。

おわりに

今回の訓練を通じて、団員一人ひとりが「火災現場での確かな一手」を意識し、技術と心構えの両面から実践力を高めることができました。

高浜消防署は、今後も高浜市消防団と連携しながら、地域に根ざした消防力の強化に取り組んでまいります。

お問い合わせ

高浜消防署   

〒444-1321 高浜市稗田町六丁目2番地15

電話番号:0566-52-1190

ファクシミリ:0566-52-7777

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