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更新日:2018年3月1日
佐々木 君子(ささき きみこ)
碧南消防署 予防係 主査
採用年度:平成10年度
20年ほど前になりますが、衣浦東部広域連合管内で女性職員として初めて採用されました。体を動かすことが好きだったので、体を使って人の役に立つ仕事がしたいと思い、出会ったのが消防士の仕事でした。地域に密着した仕事であること、人々の暮らしに直結していることにも惹かれました。女性の消防士は当時珍しかったので、家族や周囲の人たちに話すとみんな驚いていましたね。心配もされましたが、「自分で決めたことなら、がんばんなさい!」と後押しされました。
採用後は全員、消防学校に入校するのですが、当時は女性を受け入れる施設などは整っておらず、私は入校できないと言われました。でも直談判して、学校の近くに部屋を借り、半年間通いました。私以外、周りはすべて男性という環境で、「とにかくついていこう」という一心でしたね。でも、訓練中にどうしても足を引っぱってしまうこともありました。そんなとき、同期たちは「杉浦(旧姓)、がんばれよ!」と声をかけてくれたんです。私にとって消防学校は、自分は一人じゃないと感じることができた場所。仲間づくりができた場所。消防士にとって大切なチームワークを学ぶことができた、貴重な時間でした。
現在携わっているのは、火災の予防業務です。ガソリンや軽油、灯油などの危険物取り扱いに関する指導や審査、手続きなどを主に担当しています。消防法に基づいて指導や審査を行うため、デスクには消防法に関する参考資料がどっさりあるんですよ!消防に関する仕事としてはあまり知られていないかもしれませんが、火災はまずは起こさないことが重要。予防は個人の心がけが大事なので、それをいかに伝えるか、事例も踏まえた指導を心掛けています。
もともと現場勤務を希望していた私ですが、最初の配属から12年後に念願叶い、1年間消火活動の現場に立ちました。それまでの11年間は日勤だったので、夜間指令で仮眠中に突然起こされ、寒さの中でも出動する日常を知らず、まず浮かんだ感想は「えらかった(きつかった)」(笑)。ポンプ車で放水する車両に水を送る、最前線ではないけれど大事な役割を担い、続けてきた訓練の成果を実感することができました。
また、休日に偶然、管内で火災現場に遭遇したこともあります。消防車両の到着前だったため、建物内にいた人に声をかけ、迅速に避難させることができたことも思い出に残っています。
私には現在、小学校1年生と年中の二人の子どもがいます。平成23年から計3年間の産休、育児休業を経て、平成26年に職場復帰しました。仕事と育児、家事の両立は私にとって重要なテーマ。どうすればいいか手探りで模索しています。思ったことは、「家事、育児は100点満点をとることはできない」ということ。仕事のために子どもに「ごめんね」と言わなければいけないこともある。一人ではできないこともたくさんある。仕事でも、家庭でも、周囲の人たちに協力や理解をいただきながらやっていくしかないんですよね。それでも、災害時の対応力や組織の柔軟性向上など、女性が消防署で働くことにはさまざまな意義があると思っています。これからも学び、吸収しながら、がんばっていきたいと思います。
二人の子どもたちと佐々木さん
全国の女性消防官が集う場(JFFW)では情報交換も
時間 |
内容 |
詳細 |
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5時00分 |
起床 |
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6時00分 |
朝食作り、家事、子供を送って出勤 |
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7時00分 |
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8時00分 |
勤務8時30分~16時15分(1時間部分休業取得中) |
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9時00分 |
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10時00分 |
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11時00分 |
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12時00分 |
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13時00分 |
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14時00分 |
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15時00分 |
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16時00分 |
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17時00分 |
子供迎えに行って帰宅 |
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18時00分 |
子供の宿題等子供の身支度全般 |
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19時00分 |
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20時00分 |
夕食作り、家事、洗濯等 |
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21時00分 |
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22時00分 |
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23時00分 |
就寝 |
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