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左右田 雅大 衣浦職員密着24時!

更新日:2022年2月9日

 プロフィール

左右田 雅大(そうだ まさひろ)

安城消防署 救急係 消防士

令和3年度現在

 左右田さんプロフィール画像

向かいの家が火災に。尊敬する兄と先輩の背中を見て

現在、私は救急救命士として働いていますが、当初は火災現場で働く消防士になることが憧れでした。小学生の時に向かいの家が火災に遭い、困っている方々を目の当たりにしたことと、兄が消防士となり業務内容と仕事への使命感を聴くことで、私も「火災現場で困っている人を助けたい」と強く思うようになりました。故に入署から2年目までは、警防係に配属され、3年目に初めて救急係に配属されました。

衣浦東部広域連合管内では年間2万件を超える救急出動要請があり、市民の皆様からの救急のニーズは絶大です。また、救急係に身を置き救急出動する中、救急救命士の先輩が心肺停止だった方の対応をし、自己心拍を再開したのを目のまえで見た時に表現しきれない感動を覚えました。こうしたことから「大きな市民ニーズもあり、私も先輩のような市民の命を救う救命士になりたい」と思うようになりました。

入署後、救命士資格を取得するためには、通常業務と並行して資格取得のための養成所に入らねばなりません。2000時間もしくは5年以上の救急実務経験を経て養成所へ入る資格が得られます。さらに、養成所へ半年通い、専門的な訓練や実習を重ね、やっと国家試験の受験資格が取得できます。こうした経過を経て、昨年、私も救命士の資格が取得できました。

しかし、これで終わりというわけではありません。尊敬する先輩のようになるためには、幅広い医療行為(特定行為)を行うための認定を受ける必要があります。また、私の最終的な目標は、後進に指導もできる指導救命士です。市民の皆様の救命に携わりながら、後進も育てることができるようになるのが、今の私の夢です。

 左右田さん1

チームは家族。だからプライベートの対話も大切に

広域連合管内の中でも、特に知立と安城消防署管内で救急の出動件数が多いため、安城消防署には2台の救急車があり、常に2チームが待機・稼働しています。救急対応は1事案に対し3人1チーム編成で対応しますので、チームワークが非常に重要となります。また、私は緊張する性格なので、新人時代に先輩から「常に緊張していたら心身がもたないから、出動以外はあえてリラックスするようにしなさい」とアドバイスを受けてきました。

救急の現場というのは、時には精神的にも大変厳しい現場があります。今は、後輩もいる立場ですから、出動後はチームで振り返りをするのと同時に、あえてプライベートの話もざっくばらんにして、常に明るいコミュニケーションの場をつくることを大切にしています。特に厳しい現場の後は、意識して後輩に声をけるようにしています。それは、かつて私が先輩たちからしていただいたことでもあり、大切にしたい習慣の1つです。

また、救急はいつ出動要請が来るかわからないため、入浴時にはすぐに着替えられるように衣服のセッティングをしてから入浴します。また、食事中でも出動要請はありますから、自分たちで食事を準備する夕食時、ラーメンは食べないようにしています。帰ってきた時には、冷えて、伸びきってしまいますから(笑)。こうした独特の習慣が身につくのも、消防勤務ならではですね。

左右田さん2

左右田さん3

家族を大切にすることが、仕事のできに通じる

子どもが生まれたので、現在、育休中の妻が家事を支えてくれています。私も子どもが大好きなので、24時間勤務明けでも子どもを遊びに連れて行ったりしています。妻は看護師で、子どもがいない時は、お互い夜勤もあり、なかなか一緒に過ごす時間がとれなかったりしましたが、お互い命に関わる仕事だったことで、助け合いながら暮らして来ました。妻も職場復帰を希望していますので、今後もお互いの仕事への理解を大切にしながら、子育ても頑張っていきたいです。

自分に子どもができたことは、仕事を見つめなおす上で大変大きかったですね。自分が父親となり、新しい命を守らねばならない立場となったことで、さらに「命を救う」という使命感を強く自覚しました。また、救急の現場では、小さな子どもの事故、乳児の痙攣等の事案も少なくありません。そうした子どもの事案に精神的なゆとりを持って対応できるようになったと同時に、さらに当事者に寄り添う気持ちが強くなりました。

自分の家族を大切にすることは、仕事にも大きく影響すると実感しています。

 左右田さん4

 

 

左右田さん5

家にいる時は子どもとの時間を大切に。24時間勤務明けでも、子どもと公園などに遊びにでかけます。家族の笑顔が、仕事への意欲になります。

 

左右田さん6

10カ月の子どもをおんぶして料理に励む左右田さん。入署前は料理をしたことはなかったそうですが署内での食事づくりで料理を覚え、今では家でも台所に立つことが多くなったそう

1日のタイムスケジュール

時間

内容

詳細

6時00分

起床

子どもと遊びながら出勤準備

7時00分

出勤

 

8時30分

勤務交代

引き継ぎ

9時00分

始業点検

救急車、消防車の資器材点検を行い、出動に備えます

10時00分

救急出動

出動現場では、いつも緊張して出動しています。帰りの車内で振り返り

11時00分

救急訓練

様々な現場を想定した訓練

12時00分

昼休み

休憩中は、子どもとのお出かけスポットを同僚に聞き、家族で過ごす休みの日の参考にしています

13時00分

車両手入れ

救急車、消防車の手入れを行い、綺麗な状態を保ちます

14時00分

救急出動

病院の帰り道や消防署に戻ってから、現場活動のディスカッションを行います。プライベートな話も大切に

15時00分

警防・救助訓練

救急隊員も放水訓練や救助訓練を行い、広範な現場対応に備えます

16時00分

救急出動

出動で得た知識を後輩へ伝達教養する時間も大切にしています

17時00分

掃除

 

18時00分

夕食

 

19時00分

救急出動

食事中でも救急出動はあります。
ラーメンは、無駄にしてしまわないように、食べないようにしています

20時00分

入浴

 

21時00分

救急出動

入浴中にも救急出動。
衣服をセッティングしたり、出来る限り早く身体が洗えるよう工夫しています

22時00分

執務

予算管理、国や県からの調査、病院との調整などの、事務仕事も大変大切な業務です

23時00分

救急出動

 

0時00分

仮眠及び救急出動

仮眠時間中でも出動があります。
また、出動数によっては、翌朝まで仮眠をとることが出来ない日もあります

6時30分

起床

起床後は、救急車や消毒室の清掃を行います

7時00分

朝食

職員で自炊したものを美味しくいただきます。
朝食を食べながら、夜中の出動のディスカッションを行います。

8時30分

勤務交代

翌日の勤務員へ申し送りを行い、円滑に業務が進むように努めます。

お問い合わせ

事務局総務課総務係 

〒448-8677 刈谷市小垣江町西高根204番地1

電話番号:0566-63-0131

ファクシミリ:0566-63-0130

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