車両破壊訓練を実施【高浜消防署】

高浜消防署では、令和7年5月24日(土曜日)及び5月31日(土曜日)に株式会社三洋商店高浜工場敷地内において、ご厚意により訓練場所と廃車車両を提供いただき車両破壊訓練を実施しました。

この訓練は、交通事故現場において、要救助者が車内で挟まれている等の理由で脱出できない場合に、車両のドアや窓ガラスを破壊して救出する技術の習得を目的として年に4回行うことを計画しております。

訓練の様子

重心を見極めて真上に吊り上げたり、誘導者の合図を確認しました。車両の形状に合わせたワイヤーの選定や設定方法の確認も行いました。若手隊員にとって救助工作車に装備しているクレーンやウインチを使用して、車両の持上げや牽引を行うことは現場につながる大変有意義な訓練となりました。

 

窓ガラスを破壊する訓練を実施しました。現場に合わせて使用する資器材を選択しています。交通事故現場で車両のドアが開かなくなってしまった時に、窓ガラスを破壊し要救助者を救出することがあります。

 

油圧救助器具を使用してドアを破壊する訓練を実施しました。油圧救助器具は非常に重たいため、隊員同士で協力して破壊したりもします。

 

今後も、交通救助技術の習熟に努めるとともに、市民の安全・安心のため、消防力の強化に努めてまいります。

目の前で事故が起きたら！

目の前で事故が起きた場合、迅速に119番通報することで救える命があります。

• どのような事故か
• けが人は何人いるか
• 車内に閉じ込められている人がいるか
• ガソリンやオイルなどが漏れていないか

このような情報を119番通報で伝えてください。

運転中の場合は安全な場所に停車してから通報してください。

 

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