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更新日:2024年11月11日
火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたり、耳でぱちぱちという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。そこで、家庭内での火災の発生をいち早くキャッチし、知らせてくれるのが、住宅用火災警報器です。住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器です。「大切な家族とご自身のために」住宅用火災警報器を設置しましょう。
市町村の火災予防条例により設置が必要な場所が異なります。碧南市、刈谷市、安城市、知立市及び高浜市以外にお住まいの方は管轄の消防本部・消防署へお尋ね下さい。
煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。消防法令で設置が義務付けられているのは煙を感知する煙式住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。大量の煙や湯気が対流する場所等に適しています。調理時の煙などにより誤作動の可能性がある場合は熱式とすることができます。
火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発します。
火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発します。配線によるものと無線式のものがあります。
お近くのホームセンターや電器店などで購入できます。またガス事業者からも購入が可能です。価格は、メーカーや種類、機能等により異なります。
地域で内容等が異なります。詳細は各市の担当部署へお問合せください。
住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。「いざ」というときにきちんと働くよう、日頃から作動確認とお手入れをしておきましょう。設置から10年が経過したものは電池切れに要注意です。住宅用火災警報器は電池が切れると作動しなくなります。定期的に点検ボタンを押すなどして作動確認を行いましょう。
近年の住宅火災による死者の発生状況を経過別に見ると、逃げ遅れが最も多く、全体の約6割を占めています。また、死者の発生状況を時間帯別にみると、火災件数は起きている時間帯が多い一方で、火災死者数は就寝時間帯の方が多くなっています。つまり、就寝時間帯が、昼間に比べて人命の観点で危険性が高いと言えるのです。このため、必要最小限で効果の高いと考えられる場所として、寝室に設置することとされました。また、寝室が2階にある場合などでは、階段室にも設置することとされています。これは、階段室が火災による煙の集まりやすい場所であるとともに、2階などで就寝している方等にとっては、ほとんどの場合唯一の避難経路となるからです。
消防庁が住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者の発生は約4割減、焼損床面積、損害額は概ね半減した結果となりました。また、日本に先立って義務化を進めた米国では、1970年代後半には火災によって約6,000人の死者が発生していましたが、住宅用火災警報器の普及率の上昇に伴って死者数が減少し、普及率が90%を超えた近年では死者数がピーク時から半減(3,000人弱)という効果が現れています。
罰則はありません。しかし、住宅用火災警報器の目的は、何よりも火災からあなたの大切な家族やご自身の命を守ることにあります。罰則が無いから付けなくてもいいのでしょうか?いやいや、「大切な家族とご自身のために」住宅用火災警報器を早期に設置しましょう。
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お問い合わせ
消防局予防課予防係
〒448-8677 刈谷市小垣江町西高根204番地1
電話番号:0566-63-0136
ファクシミリ:0566-63-0130
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